こんにちは松元です。

あっという間に夏ですね。

 

5月は学会にグアム研修に森道(フェス)に先日はセミナーにも行き、本当に忙しなく動いていました。

今日はグアムに向けてコソコソとやっていたダイエットについてお話ししますね。

 

みんな気になるメディカルダイエット

 

女子の永遠のテーマ、ダイエット

よくわからない健康器具やよくわからないサプリメント、よくわからないダイエット法、呼吸法

誰しも1個くらい試したことあると思うんですが、うまくいかないですよね

 

2月からダイエットを始めて、リベルサスを併用しながら食事制限と週1回のジムと宅トレをした私。

結論だけ言うと、3ヶ月で体重は5.5kg落ちました。

そこで得た学びをお伝えしますね。

 

痩せることと引き締めることは違う

極端な話、食べなきゃ痩せます。痩せるというのは減量という意味です。
痩せるためには食べなきゃいい。でもそんなのは現実的ではありません。

 

具体的な数字を出しましょう。

 

脂肪1kgを減らすためには7200kcalを消費する必要があります。
2月中旬にジムに入会した私は、ひとまず4kgを5月までに落としたかったので
1日あたり摂取カロリーを400kcalを減らすような指導を受けました。
食べる量を減らして食べるものを変える、これで摂取カロリーを減らします。

 

しかし今まで好き放題食べていた習慣を一気に減らすことは難しいです。

 

そこで助けとなるのがGLP−1阻害薬と私は考えています。

 

GLPー1阻害薬の作用とは

詳しい説明は省略しますが、GLP−1阻害薬には主にこの3つの作用があります。
個人の意見ですがこの中でも食欲がなくなる効果が最も影響があると感じました。

 

私は30年好きなものを自由に食べて幸せに生きていたので
好きなものを食べたい時に食べられないのはとてもストレスでした。
ジムに通い始め食事制限開始後、1週間で挫折して(早すぎる)
GLP−1阻害薬のリベルサスを開始しました。

 

元々の食欲が半分程になり、いつもの半分の量で満腹になっていました。

 

先述の通り人間食べる量が減れば痩せますので
みるみるうちに体重は落ちていきました。

 

2/16~3/30で3kg落ちています。
ただこの減量中に私はリベルサスの副作用に襲われていました。

 

増量したら吐き気で何も食べられない

リベルサス3mgで開始し、1ヶ月後7mgに増量しました。

リベルサスの血中濃度は開始2ー3日でピークを迎えるのですが
7mgに増量して3日目、吐き気で何もご飯が食べられない状態になりました。

 

まるでつわりのような気持ち悪さです。

 

たまたま仕事が休みだったのでその日はお粥だけなんとか流し込み寝込んでいました。
これは健康的ではないと思ってすぐに中断し、食欲が戻ってきた頃に3mgで再開しました。
ダイエットしているのに気持ち悪さでお粥食べて寝てるって元も子もないですよね。

 

リベルサスの安全性

基本的にGLP−1阻害薬は健常人での安全性は確立されていません

添付文書にも適応症は2型糖尿病のみで肥満症は適応とはなっていません。

 

しかしアメリカでは肥満症にも適応となっているため、完全に医学的に間違っているとも言い切れないと考えています(肥満の体格差は考慮する必要がありますが)

データはありませんが、長期的な使用(どれくらいが長期とされるのかも不明)で消化器、膵臓、心臓などの機能低下が懸念されるという話もあります。

 

そんなわけで、日本において肥満にリベルサスはグレーな治療です。

 

最近はオンライン診療でもリベルサスを処方してもらえるわけですが、

少なからず副作用とは隣り合わせにあるので

処方されたあとのフォローもしてくれるようなクリニックを選ばれることをお勧めします。

 

引き締めるのはトレーニングが必要

食べないと痩せるのですが、絶対に筋肉量も落ちます。

先ほどのデータに戻ると体重が3kg落ちた時には筋肉量も落ちていますよね。

 

ここでゴールの確認です。

 

私がなりたいのはガリガリの体なのか?

 

いいえ、引き締まった健康的な魅力的な体です。

 

そうなると筋肉が必要です。食べずにゴロゴロしていても筋肉は育ちません。

 

GLPー1ダイエットの限界はここです。

 

メディカルダイエットは体重は減らせても引き締まった体にはなりません。

 

そして漫然と長期にわたる使用は現時点で推奨しないので

やはり、食事管理とトレーニングは必須となります。

 

メディカルダイエットを勧めるのはこんな人

結婚式など大きなイベントを控えている人

ダイエットの補助として食欲をコントロールしたい人

本気で痩せる気持ちがある人

 

あくまでGLPー1阻害薬はダイエットの補助として活用していただきたいです。
それだけで痩せても内服をやめた時にはリバウンドします。

また同じ用量でも摂食抑制作用の感じ方は人により異なるため、
人によっては低用量だと
「なんだかんだ食べれる」→「痩せない」
ということもしばしば・・・

やはり大切なことは変わろうとする気持ちだと思います。

 

本気で痩せようと思う人に、メディカルダイエット。

気になる方はぜひカウンセリングにお越しくださいね。

松元