こんにちは松元です、あっという間に12月ですね。
今年の冬も厳しいそうですが皆様冬支度はできていますか?
我が家は暖房も加湿器もフル稼働していますÖ

 

冬になると多いのがシミのご相談です。
シミとは一口に言っても色々と種類はあるのですが、
今日は一般的にしみとりレーザーと言われる治療
(当院ではスペクトラ、アキュライト)
これらのアフターケアについてお話しします。

 

シミ取りレーザーによってシミになる?

なぜアフターケアが重要かというと、
シミ取りのレーザー(特にQスイッチYAG)の刺激で
色素沈着が多かれ少なかれ起こりうるためです。

解説した図がこちら

②のシミは2週間程度でカサブタと共にいなくなるのでとれた瞬間には嬉しいのですが、
④のNEWシミは照射から 1ヶ月程度経ったくらいにじわじわ現れます。

 

この④NEWシミは炎症性色素沈着、いわゆる戻りじみと呼ばれるものです。
メラノサイトの活性化を抑えることである程度コントロールが可能で、
逆に何もせず放っておくと 1ヶ月くらいで色が戻ってきます。
治療効果を最大限出せるようしっかりとアフターケアを実施しましょう。

 

それではアフターケアまとめ、どうぞ

 

照射部位のケア

・カサブタがあるときは茶テープを継続(基本は貼りっぱなしでOK)
・カサブタは絶対に自分で剥がさない
・カサブタがとれて赤みがなくなったらハイドロキノン開始
 アレルギー注意(赤み、かゆみが出たら使用中止)
 連続使用は5ヶ月 休薬期間2ヶ月

・美容内服(ビタミンC、トラネキサム酸等)は持病がない限り推奨

・Cellnew+のHQスティックはハイドロキノン、日焼け止め、コンシーラーが1つになっているので肌の色が合えばおすすめです。透明タイプもあります。

 

スキンケア

レーザー後の肌は敏感になっており、普段のスキンケアでも染みる可能性があります、
照射後数日は刺激感のある成分(ビタミンC、レチノール、グリコール酸等)は避けた方が無難。
一時的にでも敏感肌用のスキンケアの使用をおすすめしています。
(当院ではCellnew+シリーズを取り扱っています)
茶テープがある場合はテープの上からのスキンケアでOK

保湿は創傷治癒に重要となるため、水分油分ともにしっかりと補給しましょう。

UVケア

治療部位に紫外線が当たることで刺激になり色素沈着のリスクとなります。
・日焼け止め
・帽子
・日傘
少なくとも 1ヶ月、可能であれば3ヶ月はいつも以上に紫外線ケアを実施しましょう。

茶テープでの保護は摩擦の軽減に加え、物理的な遮光にもなります。

擦らないこと

ゴシゴシ擦る行為は色素沈着になります。
肌への摩擦は最小限に、メイク落としシートやスクラブ洗顔はやめて
泡で優しく洗い流しましょう。
Cellnew+には泡洗顔ソープもございます。

色素沈着になってしまったら…

アフターケアを頑張っていても、それでも色素沈着になることはあります。
基本的には触らず自然に馴染むのを待ちます(半年〜 1年程度)

少しでも早く色素沈着を改善させたいのであれば
・ハイドロキノン
・シスペラ
・レチノール
・ヒーライト
・メソナJ
これらは色調改善を促進します。

シミは取ったら終わりではない

レーザーの類はシミを追い出す治療であり、
シミの原因を抑えているわけではありません。
そのためレーザー後には戻りじみのコントロールと新たなシミを作らない治療が重要です。

 

シミ治療はお客様、医師、看護師と共にチームで長期間にわたる治療です。
当院はアットホームな雰囲気ですので、美容初めての方も肩の力を抜いていらしてくださいね。
カウンセリングお待ちしております

松元